高出力緑色半導体レーザーの開発成功
日亜化学工業株式会社は、レーザーテレビなどの映像表示デバイスに応用できる、発振波長525nmで1W以上の光出力を有する純緑色半導体レーザーの開発に世界で初めて *1 成功しました。
今回開発した高出力純緑色半導体レーザーは、c面窒化ガリウム基板 *2 を用い、素子構造の最適化を図ることで、従来の窒化ガリウム系緑色レーザーと比べて、光変換効率を50%以上 *3 向上させるとともに、光出力を10倍以上 *3 に引き上げることに成功しました。
高出力純緑色半導体レーザーを開発したことで、1Wを超える光出力の三原色(赤・緑・青)半導体レーザー光源が全て揃うことになり、低消費電力で広い色再現域を実現するレーザーテレビやプロジェクターなど、幅広い用途への応用が加速されることが期待されます。
*1
2012/11/12 当社調べ。
*2
c面窒化ガリウム基板は、プロジェクターやBlu-ray等に搭載されている青色・青紫色半導体レーザーなどに使用されており、高い品質や量産実績が得られています。
*3
従来の緑色半導体レーザーは光出力100mW、光変換効率9%(2012/11/12 当社調べ)。
日亜化学工業株式会社
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