2018.3.20
日亜化学工業とオスラムGmbHとの特許協力関係拡大について
日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義 以下「日亜」)は、オスラムGmbH(本社:ドイツ・ミュンヘン、CEO:オラフ ベルリン 以下「オスラム」)と光半導体に関する特許の協力関係拡大について交渉を開始することに合意しましたのでお知らせします。
日亜は、オスラムと2002年および2010年に特許のクロスライセンス契約に合意し、窒化物半導体、青色・緑色・白色LEDおよび半導体レーザーに関する特許の共有を進めてまいりました。この関係をさらに深めるため、日亜社長 小川裕義とオスラムオプトセミコンダクター社CEO アルド・カンパーはドイツ・フランクフルトで開催中の「Light+Building」において、光半導体に関する特許の協力関係拡大について交渉を開始することを発表しました。
小川裕義とアルド・カンパーは、「2010年のライセンス協力関係構築がその後のLED産業へ大きな影響を及ぼした。」ことを強調し、アルド・カンパーは、「次世代LEDや半導体レーザーの開発に両社で約3,300億円(約25億ユーロ)の投資を行った。」と述べた。両社は、今後、登録済みの約2,000件の特許を含む約7,000件の特許についてクロスライセンスの交渉を開始いたします。
小川裕義は、「これらの特許により2010年からの8年間で、半導体製造の薄膜結晶成長、LED用蛍光体およびパッケージング等様々な分野の技術が飛躍的に進展した。」と述べ、アルド・カンパーは、「光半導体市場の更なる成長と新市場の開拓を図るためクロスライセンスの交渉を開始する。この知的財産の相互活用により、先進的な技術・商品の開発・提供し、両社の技術的優位性を確保し続ける。」と述べた。
【参考資料】日亜化学工業の概要 (平成28年12月期)
連結売上高 | 312,229百万円 |
経常利益 | 44,151百万円 |
当期純利益 | 33,840百万円 |
従業員数 | 8,570人 |
オスラムGmbHの概要 (2017年9月期)
連結売上高 | 4,128百万ユーロ |
経常利益 | 389百万ユーロ |
当期純利益 | 224百万ユーロ |
従業員数 | 26,400人 |
日亜化学工業株式会社
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