2019.5.17
人に寄り添った新しい光の試み
日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義 以下「当社」)は、人の概日リズムを整え、活発になるきっかけとなる光を含む
LED『Vitasolis』(バイタソリス)をLIGHTFAIR International(5月21-23日開催、北米照明展示会)で発表致します。
また、製品の量産(対象型番:NF2W757G-V3F1)を2019年7月から開始致します。
【開発背景】
これまで照明器具のLED化は主に省エネルギー化を目的として取り組まれてきましたが、近年、新しい取り組みとして光の質の改善に関心がもたれています。
あかりに携わる当社は、光の質を改善することで、照明を通してどのように社会に貢献できるのか考えてまいりました。その答えのひとつが、人に寄り添った光を提案する『Vitasolis』です。
人は光によって明るさや色を認知するだけでなく、特に青緑色域の光が、人が生来続けてきた朝に目が覚め、日中活発に活動し、夜に眠くなるという概日リズムを整えるきっかけをつくっていることが明らかとなってきました。
『Vitasolis』は、自然な白色でありながら、この青緑域の光を従来LED製品よりも多く含む(当社標準白色製品比、最大+14%)ことで概日リズムを整えるサポートを行います。
加えて、独自の分光分布設計によって、ものをきれいに見せ、高い発光効率を維持しています。
このような特徴から、オフィスや学校、病院などで、概日リズムの形成や生産性・学習性の向上といった目的で広く利用されることが期待されます。
今後、照明器具でも普及しつつあるIoTシステムと融合させ、たとえば朝・日中はより活発になる光環境、夜間はリラックスできる光環境に制御するなど、真に人に寄り添った光環境の創出が可能になると考えられます。
図1. 5000K発光スペクトルの一例
日亜化学工業株式会社
広報担当
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