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2023.3.2

Everlight社に対するドイツ執行手続での勝利が確定

2023年2月8日、デュッセルドルフ高等裁判所(事件番号 I-15 W 3/23)は、強制執行手続において、台湾LEDメーカーであるEverlight Electronics Co., Ltd. 及び同社のドイツ子会社であるEverlight Eletronics Europe GmbH (以下、総称して「Everlight社」といいます。)が申し立てた即時抗告を棄却し、日亜化学工業株式会社(以下、「日亜」といいます)の主張を認めたデュッセルドルフ地方裁判所の第一審判決を確定させました。この決定は最終的なものであり、Everlight社は上訴できません。

当該決定は、Everlight社による日亜YAG特許EP 936 682 (DE 697 02 929)侵害による日亜の損害賠償請求に関連する非常に重要な決定であり、Everlight社の会計情報提供義務が、侵害訴訟における確定判決で明示された侵害製品のみならず、これらの製品と本質的に類似するEverlight社の他の全ての製品に及ぶという日亜の法的見解及び第一審決定(訴訟事件番号 4a O 56/12 ZV II)が確認されました。第一審決定にて科されたEverlight社に対する15,000ユーロの罰金は、高等裁判所によっても認められました。会計情報は、日亜がEverlight社に請求できる損害賠償額の算定の基礎となるものです。従って、Everlight社は、日亜により広範な会計情報を提供する必要があります。

日亜は、今後も日亜が保有する特許及びその他知的財産権を保護するために、いかなる企業に対しても、全世界において適切な措置を講じ続ける所存です。

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