2024.3.6
UV-B(308nm)LED、UV-A(330nm)LEDの量産開始のお知らせ
日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義、以下「当社」)は、UV-B LED(ピーク波長308nm)とUV-A LED(ピーク波長330nm)を2024年3月より量産開始したことをお知らせします。
この度量産開始したUV-B LED、UV-A LEDは、3.5mm角という小型サイズながら、投入電流350mA(投入電力 1.8W)における放射束がそれぞれ90mW(308nm)、100mW(330nm)、また電力変換効率が5.1%(308nm)、5.7%(330nm)と、業界最高クラスの出力を実現しております。既に量産販売し好評を博しております280nm、365nm、405nmに、308nmと330nmが加わることで、全てのアプリケーションにおいて紫外線水銀ランプからのLED化を後押しすることが期待できます。
また、UV-B LED(ピーク波長308nm)は水銀ランプの代替技術だけでは無く、イチゴなどの農作物に紫外線を照射することで、うどんこ病などの病気抑制、ハダニなどの害虫抑制が可能であり、農業分野においても応用が可能になると見込んでおります。
昨年12月のお知らせ以降、おかげさまで農業関係や医療関係、その他数多くのお問い合わせやサンプルのご要望をいただいており、順次対応しております。基板実装サンプルのご提供が可能ですので、当社担当営業または当社ホームページのお問い合わせ入力フォームよりお問い合わせください。
当社は今後も引き続き、より性能を向上させた紫外LED製品の開発に注力し、水銀フリー社会や脱炭素社会の実現などの社会問題の解決に取り組んでまいります。
関連動画:
水銀ランプからUV LEDに置き換えるメリット -脱水銀社会の実現に向けて-
過去関連プレスリリースへのリンク:
UV-B(308nm)LED、UV-A(330nm)LEDの上市予定のお知らせ