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2024.6.5

古河電工、光ファイバからの輝度で世界最高レベルとなる出力5kWの青色レーザ発振器を開発

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市上中町岡491番地、代表取締役社長:小川裕義 以下「当社」)は、古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也、以下、「古河電工」)と共同開発した青色レーザダイオードモジュール(LDM)を搭載した青色レーザ発振器が、光ファイバからの輝度で世界最高レベルの出力5kWを実現したことをお知らせします。

当社と古河電工は従来比1.5倍以上の出力800W(コア径110μm)の青色LDMを共同開発し、これを搭載した古河電工の青色レーザ発振器において、一本の光ファイバからの出力として従来比2倍以上となる5kW(コア径300μm)を実現しました。一本の光ファイバからレーザ光が出力されるため、ガルバノスキャナ等の光学系との親和性が高く、製造装置の構成が簡略化される上に、製造時の高速な加工も実現します。溶接時間が短縮されることで、お客様における製造工程の生産性向上に貢献します。

なお、当社横浜研究所のレーザアプリケーションラボでは、本青色レーザを用いた加工実験を行うことが可能です。本機にてサンプル加工のご要望がございましたら古河電工のプレスリリースサイト(下記リンク)よりお問い合わせください。

昨今、電気自動車向け部品の将来的な量産を見越して、新しいレーザ加工技術に対する要望が高まっています。当社と古河電工は、こうした多様な要望に対応するため、今後も共同開発を推進してまいります。

関連リンク:
古河電工プレスリリース
LD | 日亜化学工業株式会社